舞台感想「スパイスアップ・ナイトパレード」
珍しく単発感想。
★は個人的好み度。一般的な出来の良し悪しを評定する気は無い。
2017/04/30 劇メシ JUNCTION 第一弾「スパイスアップ・ナイトパレード」 ★★★☆☆
Twitterで母体の「劇メシ」からフォロー芸を食らったので興味を持って観に行った。
分岐型演劇という風変わりな形式。
舞台は4階~6階のクラブ風のパーティ会場で行われ、登場人物がストーリーに合わせてそれぞれ動き回るのでどれかを追いかけるスタイル(必然的にオルスタ)。
物語構成上、自分達もそこで開かれる「ナイトパレード」の参加者であるという形で観ることになる。
物理的に近い距離で演技されることに加え、自分で足を動かしての参加型なので精神的にも物凄く近い距離感となる。
体験としてはとても楽しめたが、エンディング付近の構成はやや強引に感じた。
演技に凄みがあれば引き込ませることも出来たかもしれないが、そこまでを要求するのは酷。
あとは、物語上の捻りも何か一つあればぐっと引き締まったのにと思うのが勿体無い。
スッキリ解決させたと見せかけて「いや、あれってもしかして本当は…」みたいなゾクッとする想像をさせる伏線をひっそり残して終わらせるとか(ただし1回しか観ていないので、分岐として観れていないだけの可能性はある)。
勢いで楽しめるエンターテイメント感は素晴らしかったので、第二弾が来たら観てみたい気はする。
2017年1月~3月 舞台感想(ネタバレ注意)
四半期毎に書くの?みたいなタイトルだけど、取り敢えず。
しかも1つは観る予定の作品(観たら埋める)。
★は個人的好み度。出来の良し悪しでは無いです。
2017/01/21 RITROVO poco 2「はじまりの星の音2」★☆☆☆☆
過去にやったもののシーンを抜粋したオムニバス?メインは歌だったとも言える。
実際、歌は良かった(広瀬さんのCDも買った)。
というか実質、今年初夏にやるらしい「霧のむこうのふしぎな町」の宣伝だった。
観たくなった、ズルい。観に行く。
2017/02/24 スキマニ vol.4 「オブキ」 ★★★☆☆
結構好き。
前回観たことだま屋本舗でも感じたのは、project i'nosの作品はキャラが非常に立っている。
今回の主役である小浮気芳郎もだいぶ変人だし、周りのアダムスファミリーみたいな脇役達も濃い。
コメディなので物語性は少ないが、キャラが濃いと意外と奥行きが出るもの。
ケラケラ笑えるいい作品。
2017/02/26 音劇 「北前船 ~とやまから新たな鼓動~」 ★★★★☆
名作。
和楽器&洋楽器の生演奏+日本舞踊&バレエのダンス+朗読という不思議な舞台。
生演奏が入ることで感情の高まりや静けさを引き出され、朗読で物語を情念ごと動かす。
日本舞踊とバレエによって動きがステージに創られ、視覚情報でも気持ちを揺さぶる。
声優さんの本気の朗読は凄い、感動してしまった(舞台観て泣いたの初かも)。
ストーリーと脚本も好み。
多くを言葉で語りすぎない、読み取れる情報は省いてる感が凄くいい。
そして悲恋の物語、だけど後味は悪くない。最高。
P.S.
ついでに富山旅行したけど、それも楽しかった
2017/03/06 オフィスコットーネ 「The Dark」★★★☆☆
玄人ウケしそう。
舞台が寝室やリビング等の6区画くらいに区切られている面白いセット。
例えば寝室なら、ある時はこの家族の寝室、ある時はあの家族の寝室、といった具合に3家族分の家を表現する構成。
途中まで家族同士は交流しないのだが、妙に会話が噛み合ったりするのが面白い。
かと言って、アンジャッシュやラーメンズほど上手くは無い。
仕掛け系の割に物語がスルッと投げるパターンで、個人的にはもう少しロジカルにカチッと腑に落ちる構成が欲しかった。
ただ、この組み合わせが好きな人にはハマるかもしれないポテンシャルはある。
2017/03/10 日本劇団協議会「檸檬の島」 ★★☆☆☆
苦手なジャンル。
「日本の劇」戯曲賞2015らしい。
なんというか説教くさいし、消化しないといけない文章量が多いのか、台詞長いのにテンポが早い。
多分本で読んだら面白いんだろうな、というのと、演技は好きだったので、少し残念。
特に茜&笹倉周りが消化不良。
2017/03/25 劇団ハーベスト 第11回公演 「杜町ペッパージャム」 ★★★☆☆
好き。
荒削りな感じがあるものの、逆にストーリーとしてのインディーズ感にマッチしていて良い。
感情のぶつけ合いに心動かされた。夢、青春。
RAYVE2017 5th 行ってきた
Ray RAYVE2017 ~5th Anniversary~ @昭和女子大学人見記念講堂 に行ってきた。
記録用の短いレポ。
Rayのライブには初参加。
もう次はラストライブだってのにね。
もっと早く行っておけば良かったと思う程に良いライブだった。
というか1曲くらいしか知らない状態で行ってごめんなさい。でも楽しめた。
- MCこざっぱり、転換短い
テンポいい。個人的に一番評価したいポイント。
声優ライブも嫌いじゃないけど、これは職業歌手じゃないとなかなか出来ない。 - 曲いい
すいません、見た目ロリだから可愛い系の曲ばかりだと思ってた。
格好いい系アリ、大人びた爽やか系アリ、それを確かな歌唱力を基にぶっ放されるから、体ごと持って行かれる。
(でも改めてMV見ると全部可愛い系に見えてくるんだけど、見た目のせい?それともライブのバンドサウンドが凄いの?うーん謎) - 楽しめる
振りコピ楽しい曲だけでなく、イエッタイガー曲もMIX曲も用意された周到さ。
ライブ始まる前の俺「なんか辞めるって言うし、ラストライブ行けるかどうかも分からんし行く機会に巡り合えてちょうど良かったわ」
ライブ終わった後の俺「ラストライブ両日行く」
ラムは甘い夢を見る
先月末にこんな本が出まして。
個人的には甘いお酒&樽の香り好きを自称しているのでラム酒をよく飲むのですが、実のところあんまり詳しくない。
ロンサカパとルリカケスくらいしか飲まない。
前にメキシカンバーよく行ってたので寧ろ中南米でもテキーラの方が詳しいんじゃないかっていうくらいで。
そんなわけで買ったんです、ラム酒大全。
これがまぁ面白い。
ヨーロッパの人達が三角貿易でサトウキビをウリャオイと新大陸アメリカに植えたことが発端。
・イギリス「ウイスキーの技術を使います」
・スペイン「シェリーの手法を使うわ」
・フランス「コニャックとかのブランデーの技術使うンス」
ってな具合。歴史の話、製法、そして国々の説明と実際のラム100本の解説。濃い!
飲んできた
となると飲みたくなってくるので行ってきた。
この記事のメイン。
つまるところ、飲んだラムを忘れないように記録しておこうと思った次第。
★は好み度。
写真は羅列に邪魔だから最後につける。
- ロン・サンティアゴ・デ・クーバ(キューバ共和国)★★★☆☆
ベーシックっぽい感じ、普通に美味い - バルバンクール(ハイチ共和国)★★★☆☆
美しい香り、飲む程に評価あがりそう - マウント・ゲイ(バルバドス)★★★★☆
一番好みだった、味と香りがちょうどいい - トロワ・リヴィエール(マルティニーク島)★☆☆☆☆
ラムでたまに苦手なあの香り、アグリコールだったのね…… - マッドコー(マルティニーク島)★☆☆☆☆
勉強のためにアグリコール原酒、なるほどサトウキビだこれ - ロン・レジェンダリオ(キューバ共和国)★★★☆☆
甘ぇ……ここまで甘くなくてもいい、でもまぁ嫌いじゃない - キャプテンモルガン プライベートストック(バージン諸島)★★★☆☆
甘いけどこれくらいならアリかも?バニラスパイスの香り良い - ロン・ミエル・バテル(スペイン)★★☆☆☆
これはもう蜂蜜 - ポルフィディオ(メキシコ共和国)★★☆☆☆
前段で飲んだのが甘すぎて舌が死んだのか、普通に感じてしまった
覚えたこと:アグリコールは避けよう(特に若いやつ)
《サンティアゴ》
《アグリコールとトラディショナル飲み比べ》
《甘いシリーズ》
《ポルフィディオ飲んでみたかった》
2017年に行った恵比寿の飲み屋
まとめるには気が早いが、飲み屋に関してはこの形式が都合良いので、追記していく用に。
相変わらず★は適当。
(2017.2.19更新 1店舗追加)
2016年はこちら↓
今井屋 ★★★☆☆
比内地鶏のある秋田料理のお店。
焼鳥のお店は巷に溢れる程あるけど、なかなか出会わないレベルに美味い。
《酉年なのでまずは鶏》
TEL: 03-4530-3194
イル・ボッカローネ ★★★★☆
美味い。
ちょっとだけ高級寄りのイタリアンは確かに欲しかった。
一つだけ文句を言うなら、ハードリカー飯と一緒に飲ませろ(スイマセン)。
《リゾットinチーズそぉい!》
TEL: 03-3449-1430
ちょもらんま酒場 ★★☆☆☆
普通の中華。
麻婆豆腐が山椒辛くて美味かった。他は普通。
《羽根綺麗だけど食べるのに邪魔(´・ω・`)》
TEL: 03-6459-3968
オーディン ★★★★★
調味料や水から味にこだわるマスターと羆を狩ってくるお友達(?)の不思議なバー。
ちゃんと下処理した熊ってこんなに生臭くないものなのね……。
酒以外のインパクトが強すぎて★4にしようか悩んだけど、面白かったので★5。
《目を疑った(甘くて美味しい)》
《小ぐま(親ぐまもいる)》
TEL: 03-3445-7527
ラ・エスキーナ ★★★☆☆
メキシカンダイニング。
2/15開店で2/18に行ったからかテキーラの種類はまだそこまで多くなかったが、増やしていきそうに見える。
おかわり自由のトルティーヤチップスが万能(頼んだものに取り敢えずディップしたくなる)。
《タコスは好物》
TEL: 03-5422-8872
(開店したばかりで紹介サイト見当たらず)
場所: https://goo.gl/maps/nA8WLfZFYST2
TRENCH ★★★★☆
アブサン等のハーブ系リキュールが得意なバー。
お酒は勿論、内装の雰囲気、接客の距離感、全てが心地良い。
《ドモホルンリンクル(by某氏)》
TEL: 03-3780-5291
KABTO ★☆☆☆☆
焼肉。
別に肉は不味くは無いが、値段の割にはなので特に行く必要は無い。
《無駄にオシャレなキムチ》
TEL: 03-3780-0056
福ちゃん ★★★☆☆
ホルモン寄りの焼肉。
安め系としては、十分に美味しくて良い。
餃子や卵焼きがあったりして、妙な痒い所に手が届く。
《見た目タン感無いタン》
TEL: 03-3461-2557
海月 ★★★☆☆
ジンギスカン。質の良いラム肉。
柔らかく臭みも強くなく、適度なクセがある。
《数年来同じポーズ》
TEL: 03-3770-2205
五 ★★★☆☆
まだ特色が分かってないが、店内の雰囲気はとてもいい。
《人づてには"伍"だと聞いてたけど多分ここで合ってる》
TEL: 03-3463-3968
tram ★★★★★
trenchの仲間。
こちらの方がワイガヤしやすい。
《LSD》
TEL: 03-5489-5514
らぁめん冠尾 ★★★☆☆
飲み屋では無いが〆にあまりに良かったのでメモ程度に。
らぁめん 冠尾(かむろ) (恵比寿/ラーメン) - Retty
ビストロ アンコニュ ★★★★☆
日本ワインとオーガニック寄り国産素材メインのビストロ。
日本のワインにもこんなに美味しいのがあるのね。
鹿肉もとても美味しかった。
(ビストロはビストロでもダイニングバー寄りの雰囲気)
《実質水》
TEL: 03-6427-8987
ボデガス ガパ ★★★☆☆
普通のスペイン料理。
《パエージャ》
TEL: 03-5459-5524
以上
好きになるその瞬間を。にぶん殴られた話
映画「好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~」を見てきた。
昨年末頃から突如と色んな人達が墜ちていく様がTwitterで散見され、気になっていた。
結果として、何故か二日間で2回も見てしまった。
その感想の記録。
ざっくり感想
2回も見ておいてなんだが、(個人的には)物凄く感動するといった映画ではなかった。
いやまぁメインターゲットが女子中高生なんだし(※1)というところではあるが、一般的な映画が「生姜焼き定食」や「フレンチコース料理」を提供するとすれば、この映画には「苺のショートケーキ」的な良さがあった。
食事にするのは辛いが、パクっといけて甘くて美味い、そんな映画である。
というのはこの映画、
- 上映時間約1時間という圧倒的短さ
- 最初から最後までずっと恋愛してるだけ
- ストーリーは恋心の変化のみで、障害を乗り越えたり超常的なことが起きたりすることはない
という割り切った構成になっていて、まさに恋愛のみでスパーン!とぶん殴るための映画としか思えない。
ただそのグーパン特化っぷりはなかなか素晴らしく、前情報無しの1回目でもスパーン!と気持ち良く殴られたので、オタクは予習無しで1回殴られに行けばいいと思う。
兎にも角にも、エンディングが最高に強い。
※1: ~主なファンは恋愛に関心のある女子中高生である。CDを購入しているのは、15歳から20歳、30代はほとんどおらず、子どもたちに頼まれて買う40歳から50歳の親世代である。~
告白実行委員会〜恋愛シリーズ〜 - Wikipedia
もう少し感想
とまぁ、語彙の無い感想を並べるだけでもいい気はしたのだが、もう少しだけ。
この映画、HoneyWorksというクリエイターユニットがニコニコ動画に上げている「告白実行委員会 ~恋愛シリーズ~」という楽曲シリーズが基となっている。
要はボカロを使ったストーリー性のある楽曲シリーズである。
また、他へのメディア展開も結構されていて、小説が出ていたりCDが出ていたり、そもそも映画化も2作目である。
そういうわけで1回見終えた後、もう少し摂取したいなと思い、動画郡をさらっと見てから2回目の鑑賞に臨んだ。
その上で思った感想は「ああこれ気持ちいいな」。
恋愛って結局のところ、それぞれがひたすら自分の思いと向き合うだけだと思う。
動画シリーズでは、それぞれのキャラがメインとなる楽曲で各々が自分の恋心と向き合っている。
なんだけど、楽曲に収めているだけあってモヤモヤが大体数分でスッキリする。
1曲で片付かない組も何曲か聴けばスッキリする。
そんな幾つもの動画が集合体となって、色んな矢印が行き交う恋愛模様を描く立体的な青春世界を作り上げている。
そして本映画を見ると動画シリーズで知った各キャラの心情を目で追いながらも、しっかりと雛ちゃんに感情移入して恋心を味わうことが出来る。
そうするともうね、ただ見てるだけで気持ちいいんだわ。
恋愛の気持ちいい部分を見れるのは(おっさんでも)楽しいんだよ。
ちなみに2回目を見終えた後に1作目をBDで見たけど、2作目の方が面白いね、うん。
特典の「日曜日の秘密」フルバージョンは最高だった、こっちが本編では。
#ショートバージョン貼っておくね
最後に
思えば2016年は捻った物語を置かず、ストレートにやりたいことだけやってぶん殴る映画が多かったように思う。
「KING OF PRISM」、「シン・ゴジラ」、「この世界の片隅に」。
(「君の名は」は見てないから分からない、ごめん)
どれも名作だった。
そして、この映画も「(女子中高生向けに)恋愛だけを描いた映画」という恋愛界のド直球映画である。
その気持ち良さが刺さる人にとっては、この作品もまた名作である。
2017年の趣味記録予定
今週のお題「2017年にやりたいこと」
明けましておめでとうございます。
せっかくなのではてなのお題に沿って書いてみるよ。
その前に2016年
昨年11月に初めたこのブログは、自分の趣味嗜好ベースな活動の記録用。
自分用。なんとなく公開にしてるけどね(やっぱり人来ないけどね)。
そんで、昨年熱かったもののうち、今年も続きそうなのはここらへん。
・#舞台:2016年 舞台感想まとめ(ネタバレ注意) - 雪鳥の記憶
・#ライブ:(まとめ記事なし)
・#グルメ:2016年に行った恵比寿の飲み屋 - 雪鳥の記憶
・#写真:2016年 X70で撮った写真達 - 雪鳥の記憶
今年なかなか手をつけなそうなので、気力入れたいのはここらへん。
・#レザークラフト:2016年 レザークラフトまとめ - 雪鳥の記憶
舞台に出会えて良かった2016
それで2017年
「やりたいこと」は以下の3つ
1. 鑑賞趣味のスタンスを確立する
2. 運動活動を定期的に取り入れる
3. 上記の整理のため、ブログを続ける
1. 鑑賞趣味のスタンスを確立する
ブログの一番最初の記事(イントロ - 雪鳥の記憶)にも書いたが、自分は過去に声優の追っかけを辞めている。
声優の追っかけにハマって私生活で痛い目を見たのと、過去の推しに一方的な未練があるので、「声オタやめました」宣言をしている。
なのだが、なんだかんだ舞台やライブには行っているので活動的には似ていて、少し辻褄が合わない。
なので、どうやって鑑賞趣味を続けていこうかなと。
なんとなく思っているのは、
・推しを作らない
・パフォーマンス全体を楽しむことに主眼を置くこと
・誰と観に行くかを重視すること
・行くことを最優先にしないこと
あたりかなと思っているけど、まだまだ論理的ではないので整理しておきたい。
2. 運動活動を定期的に取り入れる
基本的に自分は飽き性で、一緒にやる仲間がいないと直ぐに飽きることが自分で分かっている。
かと言って、新しい仲間を作ると、それはそれでハマりすぎる危険性があることも分かっているし、そもそもそんな気力も無い。
ややこしい。
とはいえ、健康のためにも運動はしたい。
なので、もう、飽きる前提で、色んな運動的な活動に手を出すことを今は考えている。
でも道具を買うとお金がかかってしまうのはどうしようね……
3. 上記の整理のため、ブログを続ける
元々のブログの目的通りだが、趣味的活動の記録を続けたいと思う。
考えをまとめたり、何やったかの一覧性を良くしたり。
思い出として読み返すのも楽しいしね。
2017年も楽しい一年になりますように。