雪鳥の記憶

趣味とかの記録

好きになるその瞬間を。にぶん殴られた話

映画「好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~」を見てきた。
昨年末頃から突如と色んな人達が墜ちていく様がTwitterで散見され、気になっていた。
結果として、何故か二日間で2回も見てしまった。
その感想の記録。

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ざっくり感想

2回も見ておいてなんだが、(個人的には)物凄く感動するといった映画ではなかった。
いやまぁメインターゲットが女子中高生なんだし(※1)というところではあるが、一般的な映画が「生姜焼き定食」や「フレンチコース料理」を提供するとすれば、この映画には「苺のショートケーキ」的な良さがあった。
食事にするのは辛いが、パクっといけて甘くて美味い、そんな映画である。

というのはこの映画、

  • 上映時間約1時間という圧倒的短さ
  • 最初から最後までずっと恋愛してるだけ
  • ストーリーは恋心の変化のみで、障害を乗り越えたり超常的なことが起きたりすることはない

という割り切った構成になっていて、まさに恋愛のみでスパーン!とぶん殴るための映画としか思えない。
ただそのグーパン特化っぷりはなかなか素晴らしく、前情報無しの1回目でもスパーン!と気持ち良く殴られたので、オタクは予習無しで1回殴られに行けばいいと思う。

兎にも角にも、エンディングが最高に強い。

※1: ~主なファンは恋愛に関心のある女子中高生である。CDを購入しているのは、15歳から20歳、30代はほとんどおらず、子どもたちに頼まれて買う40歳から50歳の親世代である。~
告白実行委員会〜恋愛シリーズ〜 - Wikipedia

もう少し感想

とまぁ、語彙の無い感想を並べるだけでもいい気はしたのだが、もう少しだけ。

この映画、HoneyWorksというクリエイターユニットがニコニコ動画に上げている「告白実行委員会 ~恋愛シリーズ~」という楽曲シリーズが基となっている。

honeyworks.jp

要はボカロを使ったストーリー性のある楽曲シリーズである。
また、他へのメディア展開も結構されていて、小説が出ていたりCDが出ていたり、そもそも映画化も2作目である。

そういうわけで1回見終えた後、もう少し摂取したいなと思い、動画郡をさらっと見てから2回目の鑑賞に臨んだ。

その上で思った感想は「ああこれ気持ちいいな」。
恋愛って結局のところ、それぞれがひたすら自分の思いと向き合うだけだと思う。
動画シリーズでは、それぞれのキャラがメインとなる楽曲で各々が自分の恋心と向き合っている。
なんだけど、楽曲に収めているだけあってモヤモヤが大体数分でスッキリする。
1曲で片付かない組も何曲か聴けばスッキリする。
そんな幾つもの動画が集合体となって、色んな矢印が行き交う恋愛模様を描く立体的な青春世界を作り上げている。
そして本映画を見ると動画シリーズで知った各キャラの心情を目で追いながらも、しっかりと雛ちゃんに感情移入して恋心を味わうことが出来る。
そうするともうね、ただ見てるだけで気持ちいいんだわ。
恋愛の気持ちいい部分を見れるのは(おっさんでも)楽しいんだよ。

ちなみに2回目を見終えた後に1作目をBDで見たけど、2作目の方が面白いね、うん。
特典の「日曜日の秘密」フルバージョンは最高だった、こっちが本編では。

#ショートバージョン貼っておくね

www.nicovideo.jp

最後に

思えば2016年は捻った物語を置かず、ストレートにやりたいことだけやってぶん殴る映画が多かったように思う。
「KING OF PRISM」、「シン・ゴジラ」、「この世界の片隅に」。
(「君の名は」は見てないから分からない、ごめん)
どれも名作だった。
そして、この映画も「(女子中高生向けに)恋愛だけを描いた映画」という恋愛界のド直球映画である。
その気持ち良さが刺さる人にとっては、この作品もまた名作である。



 

2017年の趣味記録予定

今週のお題「2017年にやりたいこと」

明けましておめでとうございます。
せっかくなのではてなのお題に沿って書いてみるよ。

その前に2016年

昨年11月に初めたこのブログは、自分の趣味嗜好ベースな活動の記録用。
自分用。なんとなく公開にしてるけどね(やっぱり人来ないけどね)。

そんで、昨年熱かったもののうち、今年も続きそうなのはここらへん。

#舞台2016年 舞台感想まとめ(ネタバレ注意) - 雪鳥の記憶
#ライブ:(まとめ記事なし)
#グルメ2016年に行った恵比寿の飲み屋 - 雪鳥の記憶
#写真2016年 X70で撮った写真達 - 雪鳥の記憶

今年なかなか手をつけなそうなので、気力入れたいのはここらへん。

#レザークラフト2016年 レザークラフトまとめ - 雪鳥の記憶

舞台に出会えて良かった2016

それで2017年

「やりたいこと」は以下の3つ

1. 鑑賞趣味のスタンスを確立する
2. 運動活動を定期的に取り入れる
3. 上記の整理のため、ブログを続ける

1. 鑑賞趣味のスタンスを確立する
ブログの一番最初の記事(イントロ - 雪鳥の記憶)にも書いたが、自分は過去に声優の追っかけを辞めている。
声優の追っかけにハマって私生活で痛い目を見たのと、過去の推しに一方的な未練があるので、「声オタやめました」宣言をしている。
なのだが、なんだかんだ舞台やライブには行っているので活動的には似ていて、少し辻褄が合わない。
なので、どうやって鑑賞趣味を続けていこうかなと。
なんとなく思っているのは、
・推しを作らない
・パフォーマンス全体を楽しむことに主眼を置くこと
・誰と観に行くかを重視すること
・行くことを最優先にしないこと
あたりかなと思っているけど、まだまだ論理的ではないので整理しておきたい。

2. 運動活動を定期的に取り入れる
基本的に自分は飽き性で、一緒にやる仲間がいないと直ぐに飽きることが自分で分かっている。
かと言って、新しい仲間を作ると、それはそれでハマりすぎる危険性があることも分かっているし、そもそもそんな気力も無い。
ややこしい。
とはいえ、健康のためにも運動はしたい。
なので、もう、飽きる前提で、色んな運動的な活動に手を出すことを今は考えている。
でも道具を買うとお金がかかってしまうのはどうしようね……

3. 上記の整理のため、ブログを続ける
元々のブログの目的通りだが、趣味的活動の記録を続けたいと思う。
考えをまとめたり、何やったかの一覧性を良くしたり。
思い出として読み返すのも楽しいしね。

 

2017年も楽しい一年になりますように。

2016年 X70で撮った写真達

2016年7月、富士フイルムX70を購入した。

X70 | プレミアムコンパクトカメラ | FUJIFILM X

 

外へ出かけるのが好きなので、綺麗な写真で思い出を残したい。
かと言って重いのは嫌だ。
そう思って調べたところ俺にはX70だという結論に至り、買った。
これが個人的には大成功で、半年弱で3000枚以上の写真を残すことが出来た。
せっかくなので、カメラ初心者なりに気に入ったものをまとめたいと思う。
とはいえ人間の写真はここには載せれないので、選択肢が限られてしまうのだが。
ちなみに、全部JPEG撮って出し(サイズ変更以外無編集)。

7月

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The 普通みたいな写真。
X70買ってウキウキで散歩して試し撮り。写りの綺麗さに感動。

8月

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吊橋の上から。曇り空の空気感。

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立ち入り禁止。
なんかこう、エロさを感じた。

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働くテディベア達。テディベアですら働く世の中。

9月

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夜のメリーゴーランド。雨の反射が綺麗だった。

10月

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お祭りの花火。
花火は沢山撮ったし華やかなのもいっぱいあったけど、この赤いのが好き。
オートフォーカスに苦心したので、マニュアルフォーカスも覚えないとな気がする。

11月

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無機質と生活のギャップ、無機質寄り。

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観覧車の窓がブルーミング付けてくれた。

12月

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申し訳程度のクリスマス写真。
緑と赤のキラキラ感がワクワクさせてくれる。

 

写真は趣味ではなく、手段。
あくまで思い出を写真に残したいだけ。
少なくとも今はそう思っているけど、今後のことは分からんね。
来年も沢山の思い出を写真に残したい。

モーニング娘。のコンサートに初めて行ったよ

12/12月曜日、モーニング娘。'16コンサートツアー秋~MY VISION~ツアーファイナル日本武道館公演に行ってきた。
先々月あたりにモーヲタの友人と飲んだ際にノリで「行くわ」と言ってしまったのが発端。
初めてのモー娘。コンサートだったが、結果的にはとても楽しめた。
そんな初心者目線の記録。

武道館

会場の武道館へ。
武道館いつ振りだろ。昨年のLiSAかリスアニか。

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《武道と関係無い時にしか来ない》

物販は生写真だけ。
(後日、12期のOFFICIAL BOOKを買ってしまったのはナイショ)。

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《ちぇる可愛いね?》

予習情報によると野中美希さんが可愛い、可愛いと(俺の中で)話題に。
帰国子女なのも親近感。

~開演直前のカフェにて~
俺「いやー、モー娘。初ライブ楽しみだわー」
友人「コンサートな」
俺「あっ、はい」

ライブコンサート感想

楽しかった。
ここが良かったな、っていうのが分かりやすく良かったので順番に挙げていく。

1. まず、テンポがいい
アンコール込みの2時間半に30曲程入ってるのは圧巻。
繋ぎも気持ちよく、「秋麗」からの「色っぽい じれったい」の流れが格好良くて好きだった。

2. 次に、ダンスがいい
噂のフォーメーションダンスは立体的で美しい。
この点に関しては、2階で上から見れたのが良かったかも。
単に並びの形が良いというだけでなく、交互に入り交じってダイナミックに交差することで、演じているテリトリーが大きく押し広がっているように感じれて、華やかさがあった。

3. そして、振りコピ楽しい
初心者なので振りコピ適当なのは許してって感じだけど、それでも楽しかった。
声優ライブの場合は振りコピをする観客は少ないので、演者が振りで腕を上から下ろすタイミングでも、みんなペンライトを下から上へ掲げる姿が見える。
でもモー娘。では多くの観客が振りコピをするようで、前述のような振りではペンライトが軒並み下がっていく。
初めて見た光景だったので、それが新鮮で面白かった。
あと、それぞれが推しの振りをコピるので、ペンライトの色ごとに違うタイミングで跳ねているのが見えるのも面白い。
自分も「そうじゃない」で友人と振りが交互になったのは非常に楽しかった。

www.youtube.com《2:05過ぎからのやつ》

他の曲でも微細な違いをコピれるようになると楽しいんだろうな、と思った。
まだ泡沫のサビくらいしか覚えてないので、次回はもう少し覚えたい。

4. 最後に、なにより曲が盛り上がる
格好良い、可愛い、情熱的、色んな盛り上げ方をする多彩な曲でテンションを引っ張ってくる。
特にメドレー後半は凄かった。
コール曲は少ないながらも、あるやつは分かりやすくて入れやすいのも◎。
あとはひたすらノるだけ。
曲の背景や歌詞を深く知ればもっと楽しいんだろうけど、分からんでも楽しめたのは良いところ。

 

そんなこんなで非常に良かった。
3月の春コンも連れて行かれるらしいので、楽しみだ。

www.youtube.com
《ダウンジャケットを着て振りコピした友人「暑い」》

LiSAに手のひらを掲げた日曜日

2016/11/27(日) LiSA「LiVE is Smile Always~NEVER ENDiNG GLORY~」
DAY2「the Moon」に参加したので、その記録

久しぶり

約2年ぶりのLiSAライブ。というか人生2回目。
前回行った正月の武道館はLiSAの調子がいまいちだったらしいので、本気LiSAが楽しみ。
というかこの日、仕事で行けないと思ってたので、本当に来れて良かった。

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《デートチケット》

会場は横浜アリーナ
何かと節目の時に縁がある会場。

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《11.27sunだけどthe Moon》

怒涛のように過ぎ去ったセットリスト

01. crossing field
02. ROCK-mode
03. Bad Sweet Trap
04. アコガレ望遠鏡
05. ヒトリワラッテ
06. DOCTOR
07. Psychedelic Drive
08. シロイトイキ
09. 蜜
10. traumerei
11. No More Time Machine
12. WiLD CANDY
13. アシアトコンパス
14. エスケープゲーム
15. Rally Go Round
16. Brave Freak Out
17. She
18. Rising Hope
19. Hi FiVE!
20. 終わらない冒険

En1. Catch the Moment
En2. ツヨガリ・ファンファーレ
En3. best day, best way

最高の疲労感(ぽえむ)

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《NEVER ENDING ○○ORY》

個人的にはヒトリワラッテとDOCTORが大好きなので、流れで聴けて幸せだった。
多分「the Moon」っぽい曲の方が好みなので、行けたのが2日目で良かった。
いや、1日目も行きたかったけどね。say my nameやりたかったよ。

何にせよLiSAはとにかく可愛くて格好良かった。
キュートでロックだった。
MCではタメ口ですたすた距離を詰めて来るのに、歌うとガツン!と持って行かれる。
そのギャップが最高だった。
MCと歌の落差ですらそれだから、
「良いねっ」
「いくよっ」
曲中に喋りかけるような声で一瞬ふわっと寄ってこられると高低差に目眩がした。
刺激的に飛び交うレーザーライトに浮かぶLiSAに酔う。
僕は「ああ、これが本気のLiSAなのか」とヘドバンで頷くことしか出来なかった。

勝利を祝おう。
LiSAの栄光は永遠に終わらない!
手のひらを高く突き上げた夜だった。

映画「この世界の片隅に」感想(ネタバレ注意)

先日、映画「この世界の片隅に」を観てきた。
本当は、何故か未だに観れていない「君の名は」を観ようと思っていたんだけど、何やら「この世界の片隅に」という映画が凄いらしいという噂があったので、旬なうちに観ようということになった。

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《右が主役のすずさん》

祝日ということもあってか、劇場に入ると立ち見客までいてびっくり(しかもたくさん)。
チケット予約しておいて良かった。

それで、感想

最初、テンポよく淡々と日記のように進む描写を、1時間で終わっちゃうんじゃないの?という気持ちでボケーッと観ていた。
しかしながら、呉に行くあたりからシーンの流れがなめらかになり、気が付いたら世界に入り込んでいた。
そして、序盤の日記のような日々も、その後の人生をくっきりと描くための伏線だったのだと気付かされる。

戦争を日常とする時代を描くリアルさは、自分がそれを体験していないにも関わらず、それが確かにこの日本だと感じさせる繊細な背景感があった。
言うなれば、戦争は主題ではなく、背景として凄く映えていた。
これが反戦映画か反戦映画じゃないかみたいな議論もあるが、個人的には正直どうでもいい。
ただひたすらに戦争という日常が、明るく生き抜こうとする人々との対比として、映えていた。

じゃあ何が一番良かったって、やっぱり、すずさんと周作さんが本当に良かった。
先に触れた人生の伏線も、すずさんの生き様のリアルさを際立たせる。
それでいて、タイトルにもなっているキーワードに纏わるストーリーは、リアルな『背景』とは裏腹に、ちょっぴりファンタンジーで可愛らしい。
そして星空をバックにした二人の防空壕のシーンは、年甲斐もなくときめいた。
多分、『この世界』ではなく、『この世界の片隅に見つけたこと』こそが大事なのだ。
それはどんな世界においても、何よりも輝きを放ち、尊い。

自分もこんな風に、どんな世界であっても、好きになった人と力強く、生き抜いてみたいものだ。

おまけ

外で何かやってた。

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《提灯がたくさん》

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《大酉祭、なるほど》

お祭りは混んでいたので、放っておいて夕飯。

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《広島と言えばお好み焼きでしょ~》

美味しいご飯が食べられる世の中に感謝。
とても良い一日だった。

ポケモンサン買った

ドーモ。ポケモン=サン。ユキドリです。

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ポケモン=サン》

ポケットモンスター サンを買いました。
まだまだ序盤だけど、安定の面白さ。
子供心をくすぐるワクワク展開がたまらないよね(おっさんだけど)。

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《やっぱ鳥ポケ!》

過去にプレイしたポケモンは以下の通り。
ピカチュウ(1998年発売)
・金(1999年発売)
・ルビー(2002年発売)
・ダイヤモンド(2006年発売)
・ブラック(2010年発売)
なので、6年振りのポケモンだ。
X・Yなんで買わなかったんだっけ?と発売日調べてみたら、声優オタクするのに忙しかったからだった。

ネタバレ無し気味に感想書くなら、
・良さ:ポケモンの仕草が可愛い
・悪さ:処理若干遅い(Newじゃないから?)
って感じ。

ブログの趣旨である趣味記録の観点的には、遊んだゲームは記録していくよ。
進めながら感想を書いていく程のことはしないよ。
昔に比べて全然ゲームしなくなったから、あまりこのタグは増えないかもなー。

おまけ

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《エリコ先生!(※1)》

※1 : 中村先生とは (ナカムラセンセイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科