雪鳥の記憶

趣味とかの記録

モーニング娘。のコンサートに初めて行ったよ

12/12月曜日、モーニング娘。'16コンサートツアー秋~MY VISION~ツアーファイナル日本武道館公演に行ってきた。
先々月あたりにモーヲタの友人と飲んだ際にノリで「行くわ」と言ってしまったのが発端。
初めてのモー娘。コンサートだったが、結果的にはとても楽しめた。
そんな初心者目線の記録。

武道館

会場の武道館へ。
武道館いつ振りだろ。昨年のLiSAかリスアニか。

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《武道と関係無い時にしか来ない》

物販は生写真だけ。
(後日、12期のOFFICIAL BOOKを買ってしまったのはナイショ)。

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《ちぇる可愛いね?》

予習情報によると野中美希さんが可愛い、可愛いと(俺の中で)話題に。
帰国子女なのも親近感。

~開演直前のカフェにて~
俺「いやー、モー娘。初ライブ楽しみだわー」
友人「コンサートな」
俺「あっ、はい」

ライブコンサート感想

楽しかった。
ここが良かったな、っていうのが分かりやすく良かったので順番に挙げていく。

1. まず、テンポがいい
アンコール込みの2時間半に30曲程入ってるのは圧巻。
繋ぎも気持ちよく、「秋麗」からの「色っぽい じれったい」の流れが格好良くて好きだった。

2. 次に、ダンスがいい
噂のフォーメーションダンスは立体的で美しい。
この点に関しては、2階で上から見れたのが良かったかも。
単に並びの形が良いというだけでなく、交互に入り交じってダイナミックに交差することで、演じているテリトリーが大きく押し広がっているように感じれて、華やかさがあった。

3. そして、振りコピ楽しい
初心者なので振りコピ適当なのは許してって感じだけど、それでも楽しかった。
声優ライブの場合は振りコピをする観客は少ないので、演者が振りで腕を上から下ろすタイミングでも、みんなペンライトを下から上へ掲げる姿が見える。
でもモー娘。では多くの観客が振りコピをするようで、前述のような振りではペンライトが軒並み下がっていく。
初めて見た光景だったので、それが新鮮で面白かった。
あと、それぞれが推しの振りをコピるので、ペンライトの色ごとに違うタイミングで跳ねているのが見えるのも面白い。
自分も「そうじゃない」で友人と振りが交互になったのは非常に楽しかった。

www.youtube.com《2:05過ぎからのやつ》

他の曲でも微細な違いをコピれるようになると楽しいんだろうな、と思った。
まだ泡沫のサビくらいしか覚えてないので、次回はもう少し覚えたい。

4. 最後に、なにより曲が盛り上がる
格好良い、可愛い、情熱的、色んな盛り上げ方をする多彩な曲でテンションを引っ張ってくる。
特にメドレー後半は凄かった。
コール曲は少ないながらも、あるやつは分かりやすくて入れやすいのも◎。
あとはひたすらノるだけ。
曲の背景や歌詞を深く知ればもっと楽しいんだろうけど、分からんでも楽しめたのは良いところ。

 

そんなこんなで非常に良かった。
3月の春コンも連れて行かれるらしいので、楽しみだ。

www.youtube.com
《ダウンジャケットを着て振りコピした友人「暑い」》

LiSAに手のひらを掲げた日曜日

2016/11/27(日) LiSA「LiVE is Smile Always~NEVER ENDiNG GLORY~」
DAY2「the Moon」に参加したので、その記録

久しぶり

約2年ぶりのLiSAライブ。というか人生2回目。
前回行った正月の武道館はLiSAの調子がいまいちだったらしいので、本気LiSAが楽しみ。
というかこの日、仕事で行けないと思ってたので、本当に来れて良かった。

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《デートチケット》

会場は横浜アリーナ
何かと節目の時に縁がある会場。

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《11.27sunだけどthe Moon》

怒涛のように過ぎ去ったセットリスト

01. crossing field
02. ROCK-mode
03. Bad Sweet Trap
04. アコガレ望遠鏡
05. ヒトリワラッテ
06. DOCTOR
07. Psychedelic Drive
08. シロイトイキ
09. 蜜
10. traumerei
11. No More Time Machine
12. WiLD CANDY
13. アシアトコンパス
14. エスケープゲーム
15. Rally Go Round
16. Brave Freak Out
17. She
18. Rising Hope
19. Hi FiVE!
20. 終わらない冒険

En1. Catch the Moment
En2. ツヨガリ・ファンファーレ
En3. best day, best way

最高の疲労感(ぽえむ)

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《NEVER ENDING ○○ORY》

個人的にはヒトリワラッテとDOCTORが大好きなので、流れで聴けて幸せだった。
多分「the Moon」っぽい曲の方が好みなので、行けたのが2日目で良かった。
いや、1日目も行きたかったけどね。say my nameやりたかったよ。

何にせよLiSAはとにかく可愛くて格好良かった。
キュートでロックだった。
MCではタメ口ですたすた距離を詰めて来るのに、歌うとガツン!と持って行かれる。
そのギャップが最高だった。
MCと歌の落差ですらそれだから、
「良いねっ」
「いくよっ」
曲中に喋りかけるような声で一瞬ふわっと寄ってこられると高低差に目眩がした。
刺激的に飛び交うレーザーライトに浮かぶLiSAに酔う。
僕は「ああ、これが本気のLiSAなのか」とヘドバンで頷くことしか出来なかった。

勝利を祝おう。
LiSAの栄光は永遠に終わらない!
手のひらを高く突き上げた夜だった。

映画「この世界の片隅に」感想(ネタバレ注意)

先日、映画「この世界の片隅に」を観てきた。
本当は、何故か未だに観れていない「君の名は」を観ようと思っていたんだけど、何やら「この世界の片隅に」という映画が凄いらしいという噂があったので、旬なうちに観ようということになった。

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《右が主役のすずさん》

祝日ということもあってか、劇場に入ると立ち見客までいてびっくり(しかもたくさん)。
チケット予約しておいて良かった。

それで、感想

最初、テンポよく淡々と日記のように進む描写を、1時間で終わっちゃうんじゃないの?という気持ちでボケーッと観ていた。
しかしながら、呉に行くあたりからシーンの流れがなめらかになり、気が付いたら世界に入り込んでいた。
そして、序盤の日記のような日々も、その後の人生をくっきりと描くための伏線だったのだと気付かされる。

戦争を日常とする時代を描くリアルさは、自分がそれを体験していないにも関わらず、それが確かにこの日本だと感じさせる繊細な背景感があった。
言うなれば、戦争は主題ではなく、背景として凄く映えていた。
これが反戦映画か反戦映画じゃないかみたいな議論もあるが、個人的には正直どうでもいい。
ただひたすらに戦争という日常が、明るく生き抜こうとする人々との対比として、映えていた。

じゃあ何が一番良かったって、やっぱり、すずさんと周作さんが本当に良かった。
先に触れた人生の伏線も、すずさんの生き様のリアルさを際立たせる。
それでいて、タイトルにもなっているキーワードに纏わるストーリーは、リアルな『背景』とは裏腹に、ちょっぴりファンタンジーで可愛らしい。
そして星空をバックにした二人の防空壕のシーンは、年甲斐もなくときめいた。
多分、『この世界』ではなく、『この世界の片隅に見つけたこと』こそが大事なのだ。
それはどんな世界においても、何よりも輝きを放ち、尊い。

自分もこんな風に、どんな世界であっても、好きになった人と力強く、生き抜いてみたいものだ。

おまけ

外で何かやってた。

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《提灯がたくさん》

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《大酉祭、なるほど》

お祭りは混んでいたので、放っておいて夕飯。

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《広島と言えばお好み焼きでしょ~》

美味しいご飯が食べられる世の中に感謝。
とても良い一日だった。

ポケモンサン買った

ドーモ。ポケモン=サン。ユキドリです。

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ポケモン=サン》

ポケットモンスター サンを買いました。
まだまだ序盤だけど、安定の面白さ。
子供心をくすぐるワクワク展開がたまらないよね(おっさんだけど)。

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《やっぱ鳥ポケ!》

過去にプレイしたポケモンは以下の通り。
ピカチュウ(1998年発売)
・金(1999年発売)
・ルビー(2002年発売)
・ダイヤモンド(2006年発売)
・ブラック(2010年発売)
なので、6年振りのポケモンだ。
X・Yなんで買わなかったんだっけ?と発売日調べてみたら、声優オタクするのに忙しかったからだった。

ネタバレ無し気味に感想書くなら、
・良さ:ポケモンの仕草が可愛い
・悪さ:処理若干遅い(Newじゃないから?)
って感じ。

ブログの趣旨である趣味記録の観点的には、遊んだゲームは記録していくよ。
進めながら感想を書いていく程のことはしないよ。
昔に比べて全然ゲームしなくなったから、あまりこのタグは増えないかもなー。

おまけ

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《エリコ先生!(※1)》

※1 : 中村先生とは (ナカムラセンセイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

2016年に行った恵比寿の飲み屋

恵比寿の飲み屋は素晴らしい。味と値段のバランスがちょうどいい。
あまりに素晴らしいので、通称・恵比寿会なる 飲みサー 紳士の集いが結成された。
というわけで恵比寿の飲み屋を記録。
電話番号を載せているのは自分で予約する用だ。★は適当。

LUCK! ★★☆☆☆

新鮮野菜。体に優しい。
女性と二人で行くようなタイプのお店。
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《まあ普通のサラダ》

TEL: 03-5734-1280

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#恵比寿会未使用

牡蠣ツ端 ★★☆☆☆

牡蠣のシーズンは終わってたけど。
普通の居酒屋って感じ。でも大体美味しい。悪くない。
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《牡蠣好きです》

TEL: 03-6452-3414

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#恵比寿会未使用

オステリアラリベラ ★★☆☆☆

恵比寿会発祥の地。
と言っても、最初に行ったきりだ。
ちょうどいいイタリアン。ワインで乾杯。
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《恵比寿会での通称「正しいタパス」》

TEL: 03-6452-4853

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MASA'S KITCHEN ★★★★☆

ラフに入ったら綺麗な方の中華だった。
和っぽさ洋っぽさも入り混じって、とても美味しい。

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TEL: 03-3473-0729

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#恵比寿会未使用

籠女(かごみ) ★★★☆☆

野菜。
バーニャカウダみたいな素の野菜ボンッ!どうだ自然だろ!ってのじゃなくて、野菜を主体にしたオシャレな小皿料理が出てくる。
伝わらん…写真見て。
本当に野菜料理だけで酒が進む。健康的。
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《なんだったけねこれ》

TEL: 03-3446-7998

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 孫ヱ門 ★★★★★

一説によると最強。
何が特徴的かと聞かれると特に無いが、何食っても美味い。
焼きヤングコーンまた食いてぇ。
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《箸を落とすと箸が落ちる角煮》

TEL: 03-3461-3055

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魚一商店 ★★★★☆

外からのぱっと見の店構えは安居酒屋なのに中に入ると質が高い。詐欺だ(褒めてる)。
疲れた時のパイナップルサワーは効く。豆知識。
使いやすすぎて一番のヘビロテ店。
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《なぜか透き通っているイカ》

TEL: 03-3770-0735

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あこや ★☆☆☆☆

貝。多分行った時期が悪かった。
夏に貝食うもんじゃねぇや。
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《しかし何故か混んでた》

TEL: 03-6451-2467

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#恵比寿会未使用

とりなご ★★★★★

鴨鍋美味ぇ。
というかネギ美味ぇ。ネギ鍋美味ぇ。
カモネギは最強ポケモンだわ。
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《ネギ!!鴨の写真なぞ知らん!》

TEL: 03-5420-1075

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まる福 ★★★★☆

肉!焼肉!
メニューの種類が多すぎて困る。
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《とても同じ店のメニューには見えない》

TEL: 03-3770-5781

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大豊記 ★★★☆☆

餃子。なんてことはないけど文句も無い。
ピータン大好きな友人も安心。
使いやすそう。
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《でかい餃子》

TEL: 03-3409-7477

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(2017.02.17) リピート利用で評価UP

たてわき ★★★☆☆ (閉店)

山口料理。普通に美味しい。
日本酒が好きなら、とても良いはず(でもごめん洋酒派)。
落ち着くし居心地がいいから、多分また行く。
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《ほっくり里芋》

TEL: 03-6452-2603

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(2017.7.11) 閉店してました、何回か利用させて貰った好きなお店だったのに非常に残念……

はいばな ★★☆☆☆

沖縄料理。
沖縄料理である、以上の感じでは無かったけど沖縄料理は好き。
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GOYA DRYがあるのはいいことだ》

TEL: 03-3712-0158

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#恵比寿会未使用

近江亭 奥座 ★★★☆☆

焼肉。高級で清楚な方のタイプ。
何かと鰹出汁の味がする。キムチとか。
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《ピースの欠片》

TEL: 03-3780-0056

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以上。恵比寿最高。

2016年 レザークラフトまとめ

自分の性格的に続くかどうかはかなり怪しいタイプの趣味。
ひとまず、作成した作品を記録。

 

作品#01 ブックカバー

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処女作。
この作品だけ入門本に載っていた型を使用。
初めての作品としては上出来かもしれないが、ブックカバーなのに無駄に厚い革を使ってしまったので異様に使いづらい。 

 

作品#02 チケットケース ※未完成

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なんか気に食わなくて仕上げず。
上のパーツを下のパーツに縫い合わせてパカパカ開く予定だった。
一応、下のパーツだけでも使えなくはない。
しかし糸の端処理が汚いにも程があるな……。

 

作品#03 ストラップ(デジカメ用)

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デジカメ(Fujifilm X70)用のストラップ。
仕上げが雑だが、指を一本通せる作りでカメラがグリップできるので意外と便利。

 

作品#04 コインケース

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作った中で一番のお気に入り。
二つ折りのお札が入る仕組みを考えた。
ホック付けがあまり上手くいかなかったのだけが心残り。

 

作品#05 カードケース

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分厚い革をスペーサーに使うことで、4~5枚入る仕組みを考えた。
菱目パンチを初めて使ってみたら、使い方に慣れず、裏面が酷いことになった(見せないよ)。

 

作品#06 社員証ケース

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プラ製の下書きを切り取って使用。
設計が悪く、外枠がめくれてしまう。
革とプラを貼り付けるか、マージンを多めに取るかするべきだった。

 

以上。
今年中に作成したものはここに追記する。

2016年 舞台感想まとめ(ネタバレ注意)

2016年一番心が動かされた趣味、舞台。
とはいえ、そんなにたくさん観たわけでも無いので、なんとか感想を書ききれるかなと。
そんな感じの記録です。

※ネタバレあり注意※

 

・2016/06/12 - RITROVO 2 ピアノ朗読劇 「セロ弾きのゴーシュ
・2016/07/03 - ことだま屋本舗 「リーディング部その9」 ※2公演鑑賞
・2016/07/16 - ミュージカル 「テニスの王子様」 青学vs氷帝
・2016/08/06 - 劇団ハーベスト 第10回公演 「真っ向ガール」
・2016/08/27 - KAJALLA #1 「大人たるもの」
・2016/10/08 - 劇団レトロノート 「黄昏バックオーライ」
・2016/10/28 - ロデオ★座★ヘヴン 9th act 「ロデオ★座★ヘヴン」
・2016/11/05 - 演劇企画CRANQ 4th STAGE Sound Play #1 「プリモ・ピアット~おいしい関係~」 ※2公演鑑賞
・2016/11/07 - 「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」
・2016/12/26 - 劇団ハーベスト 冬の特別公演 「ジェラシック・パーク」

 

2016/06/12 - RITROVO 2 ピアノ朗読劇 「セロ弾きのゴーシュ

舞台・朗読劇にハマるきっかけとなった作品。

声優、中村繪里子さんが出演していることから観に行った。
2015年に色々あって声優の追っかけはやめたが、気が向いたものは行こうと思っていたのと、前知識が無くても気軽に観れそうだなというのとで、チケットを取った。

これを観るまで、朗読劇と聞くと「スタンドマイクの前に棒立ちして台本を読む」イメージだったのだが、舞台上を動き回って体を使い演技をする、色んな小道具が出てくる(とある演者に至っては小太鼓を演奏する)、と良い意味でイメージをぶち壊してくれた。

観てから半年経ってしまったので当時の熱が思い出せないが、とても楽しかったことだけは覚えている。

 

2016/07/03 - ことだま屋本舗 「リーディング部その9」 ※2公演鑑賞

声優、原紗友里さんが出演していて、そのファンに誘われた。
セロ弾きのゴーシュ以降、舞台を観たい意欲が高かったため誘いに乗る。

期待以上に面白かったので、当初は昼公演だけと思っていたが、夜公演も鑑賞。

オムニバス形式で、コメディやシリアスの違いはあれど、いずれの話も漫画のような個性の強いキャラクター性とストーリーが特徴だった。出演者が全員声優なので、アニメでの仕事が多い「声優」が演じているからこそ映えるものと言えるかもしれない。

空を飛ぶことを夢見るが羽を持たぬアリが、謎の卵から孵った幼虫を育て、ついには蝶になって空に一緒に連れて行って貰う話が一番のお気に入り。

 

2016/07/16 - ミュージカル 「テニスの王子様」 青学vs氷帝

テニミュを観に行った。
言わずと知れた「ゆけっ、越前~」の氷帝戦。
ニコニコ動画で流行ったそれのイメージがあったので、笑いを堪えるのに苦労するだろうと思っていたのに、めっちゃ面白くて逆に面を喰らった。

ラケットとスポットライトを使ったテニヌの再現は凄いし、何より少年漫画らしい熱さもある。
考えてみればずっとやり続けているんだもの、進化を重ねてきたのだろう。
演出は洗練されていて格好いいし、分かりやすいし、面白い。
女性だけに見せておくのは勿体無い。

しかし、2.5次元ミュージカルもそうだけど、舞台って女性向けが多い気がするのは何故なんだろう。

2016/08/06 - 劇団ハーベスト 第10回公演 「真っ向ガール」

セロ弾きのゴーシュに出演していた広瀬咲楽さんが出演するということで観に行った。

劇団ハーベストというのが、ざっくり言うなら、若い舞台女優の演劇集団。
元声優オタクで舞台に興味を持った人にはピッタリだね。

女子高生が夏休みをエンジョイするために副賞(南の島)狙いで"殺陣"大会に出るも練習の成果を何も発揮できず無残に散る。なんか悔しさが残って、もう副賞とかどうでもいいからちゃんとした殺陣を披露したくて、本気出して練習して、披露する機会もなんとか得て、最後に披露!ドンッ!

って感じの青春群像劇。

最後の殺陣が意外と長い上に様になっていて格好良かった。
本当にいそうな感じの女子高生な演技と、かなり練習したんだろうなという格好良い殺陣がギャップになってて魅力的だった。

 

2016/08/27 - KAJALLA #1 「大人たるもの」 

小林賢太郎さんのコント、なので厳密には舞台じゃないけど、とても舞台チックなコントなのでまとめに入れさせて下さい。

大学生の頃からラーメンズが好きで、いつか生で観に行きたいと思っていたが公演やらなくなっちゃったので機会が無かった。
そんな中で久々にラーメンズの二人が揃うと聞いて飛びついた。

イメージしていた通りの、深めのストーリーのあるコント。
「大人」をテーマにしたオムニバス形式。どれも面白かったけど、特にオタクが勇気を出して居酒屋の2階を目指すシーンは感動した。

シリーズっぽいので、#2も必ず観に行きたいと思う。

 

2016/10/08 - 劇団レトロノート 「黄昏バックオーライ」

広瀬さん出演の舞台。

過去の思い出はキラキラしているけど、それに固執せず、前を向いて、汚くも足掻いて進んで行こうぜ、って話。

ノスタルジックな演出は多々あるものの、古いあるあるネタみたいなものは少なく、広い年代層でも観れるような配慮がされていると感じた。
シリアスな設定とプロットの割に、所々でギャグが効いて、絶妙なバランスになっていたのが心地よかった。

前に進もう。

 

2016/10/28 - ロデオ★座★ヘヴン 9th act 「ロデオ★座★ヘヴン」

広瀬さん出演の舞台。

兎にも角にも、近い。ステージは無く、客席(パイプ椅子)と演じるスペースが同じ高さで、そもそも部屋が狭い。

超至近距離での演技に観入り、リアルな感触を肌で感じた。

3本のオムニバス形式でいずれも良かったが、中でも「罪と罰」の文学的な空気感が素晴らしかった。暗がりの演出も部屋に合っていたように思う。
広瀬さんが大人な女性を演じているのが観れたのも良かった。

 

2016/11/05 - 演劇企画CRANQ 4th STAGE Sound Play #1 「プリモ・ピアット~おいしい関係~」 ※2公演鑑賞

中村さん出演の朗読劇。

オムニバス形式なのだが、公演により2パターンあって、

パターン① A・B・C・F
パターン② A・D・E・F

と全6種あるうちの4本をやるシステム。
せっかくなので、それぞれのパターンを1回ずつ鑑賞した。

どの演目も同じ世界設定で、AからFに向かって時間軸が進む2016年のクリスマスが舞台。それぞれの演目で、個別の登場人物にスポットを当てていく感じ。

いずれも王道的なストーリーではあったが、演者に合ったキャラクターが楽しい。
クリスマスな雰囲気の演出と相まって、心がほっこりする舞台だった。

 

2016/11/07 - 「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」

劇団イキウメの前川知大さんが脚本・演出を務める奇ッ怪シリーズの第三弾。
第三弾と言われても第一弾も二弾も観ていないが、問題無く楽しめた。

というか、衝撃を受けた。

瀬戸康史すげぇ(呼び捨て失礼)。

自分でも知ってるような俳優さんが出てたり、芸術監督が野村萬斎さんだったりと色々と豪華な感じ。でも舞台装置はシンプル。シンプルだけど豪快。
演技もシンプルに豪快。「語り」の演技が凄いの一言に尽きるんだが、文字で書くと何が何やらだ。
入れ替わり立ち替わり演者と役が変わっていくにも関わらず、すんなり理解できる唸る構成。
ストーリーも多くは触れないが、深いテーマ性と少ない人間ドラマ性が非常に好み。

思わず遠野物語をポチってしまった(まだ読んでないけど)。

 

2016/12/26 - 劇団ハーベスト 冬の特別公演 「ジェラシック・パーク」

友達同士、互いが互いにジェラシーを感じるクリスマスのお話。
しつこいまでのセーラームーンネタは面白かったが、ターゲットにハマらない感じで不完全燃焼。
クリスマスに観に行ける人がクリスマスに観るべき作品。
そうすると最高に楽しめると思う。

それはさておいたとしても、普段は可愛いと思わせてくれる広瀬さんの、可愛さを感じさせないオタっ娘役の演技には感心した。
あと、弓木さんのツイ廃が可愛かった。

どうでもいいけどハーベストのオタク観、dis入ってませんかね……

 

以上。

今年また何か観れば追加します。
2017年も機会を狙って舞台を観に行こうと思う。